smiley smile

いつも笑顔で歩く道

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spiral vol.50

結局、正社員の話は出来なかった。



「正社員の話はどーなったの?」


「まだ悩んでるの。だから・・・今はまだ何も言えない」



そう答えたアタシがいたせいだった。



あの人のことは関係なく、自分の歩く道は自分で
決めて歩きたいと思っているアタシがいる。



働く場所を決めることは、自分の生活を決めるぐらい
重要なことだと感じていて。



居場所を見つけたなら、その場所でとことん働きぬきたい。



今この年齢で、条件の揃った道は数少ないという現実。



そして・・定年になる両親を、面倒見ていくのは
自分かもしれないという将来への不安



そして自分が生きる道



我を通して1人で生きれていけるほど、裕福ではない我が家



自分が生きると同時に、守るべきものがアタシにはある。



そんな現実を突きつけられる年齢になってきたんだろう。



あの人の言葉に惑わされることなく、自分で考えて結論を出したい。



これは・・アタシ自身の問題なのだから。



余計な想いは話したくなかったアタシがいた。



無理強いして聞いこない あの人がいた。



そんなあの人に、感謝した。




あの人と、手を繋いで公園を歩いた



なんだか・・普通のデートをしているようで、幸せだった。



車に戻ってからも、他愛ないお喋りは続く



アタシたちは、くだらないコトを言い合い
涙を流しながら 2人で笑っていた



月明かりに照らされた 静かな夜の公園



辺りは数台の車が停まっていて



漂うのは なんだか静かで怪しげなムード




アタシたちの乗っていた車の窓は、全開になっていた



2人の笑い声だけが、響き渡っていると気づいた時



なんとも場違いな自分たちに・・また声を押し殺して笑った



ただ・・一緒に笑っているだけ。



どんどん・・仲良くなっていくアタシたちがいて。



飾らないあの人の前で、飾らない自分でいられる心地よさ



女友達と一緒に居るような居心地の良さがあって・・だけど愛しい人



今まで味わったことのない、そんな不思議な感覚を味わった



そんなアタシに、あの人が言った



「リオと一緒にいると不思議な感じがする。
友達みたいだけど・・でも大好きで・・・。

まだお互いに知らないことだらけなのに、ずっと前から
一緒にいるみたいな感じがする・・。

なんでだろう。まだ知り合って8ヶ月なのになぁ。」




自分の想いだけは、口にしないアタシがいる。



なのに、時々こーやってアタシが心の中で思ったコトを
変わりに口にする あの人がいる。



そんな居心地の良さを感じれば感じるほどに・・
離れられなくなりそうで、怖くなった



居心地がよくて。



一緒にいる安心感があって。



それでも・・あの人の顔がよく見えない。



儚い月明かりに照らされて、一瞬見えた顔は
夜の闇に覆われて・・すぐに見えなっていく



アタシたちの居場所は、闇の中



そんな現実を知った



つづく

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2007-10-16 | spiral | |

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