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いつも笑顔で歩く道

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spiral vol.55

家に帰り、今まであの人と交わされた会話を
思い出していた



「ねぇ、知ってる?オレ半年も毎日欠かさず
メールしてるんだよ?

リオからメールが届いたのなんて、たった2回。
それも思い出せないほど、ずーっと前のことだし。

なのに、メールの返事いつも遅いし。。。

オレ楽しみに待ってるのに、やっと届いたメールは
返事短いし。」




10分程度しか待たせてないにも関わらず
アタシの時間までも束縛しようとする あの人がいた。



「明日は何してるの?」



会った日、翌日の予定を聞いてくるあの人に
飲み会へ行くことを伝えれば・・



「やっぱり明日も会いたい。終ったら迎えに行くよ。
てか・・迎えに行かせてください」




そう言って聞かないあの人がいた。


早く彼氏作れよ・・と言いながらも、行動は
矛盾だらけだった。



あの人から聞かれない限り、自分の予定を言わない
アタシがいて。



「なんでいつもオレが聞かないと、言わないの?

聞いても「友達と遊ぶ」って言うだけだし。
そりゃ名前聞いても、誰かわかんないけどさ。

でも、休日何してるとか、誰と遊びに行く・・って
話だって、オレは聞きたいし、何でも知りたいよ」




そうやって、アタシの行動を何でも知りたがり、文句を
言うあの人に、半ばキレ気味に言った



「アタシは、休日の話なんて聞きたくないよ。
それでも、アタシの予定が聞きたいなら全部言うね。

来週は金曜日に飲み会行くの。

土曜日は同じ会社の○○君たちに誘われたからゴルフ行くし
再来週は、前に飲み会で会った人にデートに誘われてる。

同年代の女の子は、ほとんど結婚していて
20代の頃みたいに女の子とばかり遊んでた楽しい休日なんて
ほとんどない。

それでも聞きたい?」




「やっぱり・・2人でデートするって話だけは聞きたくない。

それに・・飲み会は仕方ないって思うけど、本音を言えば
言ってほしくないよ・・。

同じ会社のヤツらとなんて、もっと行ってほしくないから
行かないでよ」




アタシは・・家に帰らないでと叫びたい気持ちを、絶対に
言ってはいけないセリフなんだと我慢しているのに。



平気で行かないでと言えるワガママなあの人がいた。



出逢った頃も。



2人ではじめて会った日も。



あの人の言葉なにひとつ、信じたくなくて
否定して冷静になろうとするアタシがいたのに。



いいコトも、イヤなコトも、思ったことをスグ口にするあの人がいて。



一緒にいて居心地がいいと感じたのは、裏表なく飾らない
ストレートな性格だったからで。



本当は、あの人の気持ちに気づきはじめている自分に
気づかないフリをしていた。



自分が傷つきたくないばかりに、あの人を傷つけるような
言葉を口にしている自分自身にも。



はじめは傷つくことも怖くて、あの人が離れていくことを
考えるだけで怖かった。



いつからか、そーなることを期待していた。



否定することで、あの人がいい加減な気持ちであることを
どこか期待するようになっていた。



否定するほうが、ずっと楽で・・・それを認めることは
苦痛でしかなかった。



あの人を想う気持ちは、あの日大介を想っていた日の
気持ちと重なっていて・・。



割り切れない自分


欲張りになっていく自分


傷を負い続ける自分


それでも我慢して耐えようとする自分



それはまるで、あの日大介に浮気をされた時に抱いた感情
「嫉妬」に押しつぶされそうになる自分だった



好きなのに、「嫉妬」に押しつぶされて苦しくなって。



自分が我慢すればいいんだと・・不安さえも口に出来ず
どうしようもなく好きなのに、上手く笑うことさえ出来ずに
信頼さえも出来なくなっていった あの日のアタシと。



あの日を繰り返すようで、怖かった。



立ち直れないほどに打ちのめされた、あの日を。



こんな関係に・・感情なんていらない。



クールな割り切った関係

たださびしさを埋めるためだけの。

ただ・・現実を逃避するためだけの。

ただ・・欲を満たすためだけの。



それが、不倫なんだと思ってた。



それなのに、本心でぶつかってくるあの人がいて。



彼氏でもないのに・・言動はまるで彼氏と変わらない
あの人がいて。



割り切ったクールな関係のはずが・・全然割り切れて
ない、あの人がいて。



きっとアタシは・・。



あの人の想いを否定することで、自分の気持ちを
セーブしたかっただけ。



結局アタシが一番怖かったのは、アタシを傷つけるあの人じゃなく。



あの人に惹かれていく自分自身だったと、気づいた。



つづく

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2007-10-21 | spiral | |

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