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いつも笑顔で歩く道

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spiral vol.43

ここで強引に言ってくれたなら、飛び込むアタシが
いることもわかっていた。



でも、今答えを出すのは、あの人じゃなく・・アタシだった。



あの人はアタシが出す答えを待っている。



強引じゃなく、ただ言いたいコトだけを伝え・・
最終的な決定権をアタシに与えてくれている



わかってる。



それが、あの人の優しさであり、ズルさだということも。



そしてアタシは・・



自分の気持ちもわかってる。



あの人の言葉が全て嘘だったとしても
傍にいたい想いを抱えて、今日会いに来たことを。



それでも、簡単にそれを口に出来ないアタシがいた



口にしたなら・・はじまってしまう・・。



関係ない話で逃げていたアタシに、あの人が言った


「答えは・・今日出そう」と。



アタシは・・遂に口にしてしまった。



「アタシの気持ちは、スグに変わるかもしれないけど
今は・・一緒にいたいと思ってる・・」




「わかった。それでいいよ。」



「アタシ最初ね、陸奥さんのコトがイヤだった。
でも・・アタシ、今は陸奥さんが好きだよ」




出来る限り軽く言った。



軽くでも、笑ってでも。



自分の想いを伝えておきたかった。



あの人は、嬉しそうに言った



「はじめて、ちゃんと言ってくれたね。

この前は、オレが一方的だったし・・。

会社で会うリオは、本当にクールな女で。
でも、プライベートで会うリオは、全然違ってて・


オレはどっちのリオも好きで。

だから時間かけて、がんばって口説いて・・。

・・・やっと好きって言ってくれた・・」




そう言いながら、アタシを優しく抱き寄せた



オレに落ちるな・・そう言いながらも、好きと言えば
喜ぶあの人は、矛盾だらけ。



それでも、アタシは気づかないフリをした。



仕事中のクールな顔も、プライベートのアタシも。



今まで好きになった男の中で、両方知っているのは、
あの人だけだった



それでもまだ、本当のアタシを知らない あの人がいる。



アタシが、どれだけあの人を好きなのかを・・知らない
あの人がいる。



何度も何度も キスをしながら 言った



「オレはリオを抱きたいと思ってるけど、抱いたら
もう会えない気がして。

だから、オレはこーやってキスしてるだけでいいや」




あの人のセリフ1つ1つに、理性と本能が見え隠れする



それでも、アタシを抱こうとはしなかった。



関係ない会社の話で盛り上がりながら、全然関係ない
くだらない話をしながら・・・時々キスをする



あっという間に3時間が経過し、夜中の2時を過ぎていた



期間限定の恋



アタシに彼氏ができるまで。



出来なくても・・アタシの派遣契約が終る3月末まで。



それだけをアタシから約束した。



あの人は、黙ってうなずいた。



「早く・・彼氏つくれよ」



アタシと目を合わせずに言った、あの人の言葉が
切なかった



「今度はいつ会える?」



そう聞きたい気持ちを抑え、家に帰った。



未来のないアタシたちに、約束なんて必要ない。



そう思いながら。



つづく

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2007-10-08 | spiral | |

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