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いつも笑顔で歩く道

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spiral vol.54

いろんな想いを抱えながら、あの人に会った。



触れ合うことは簡単で。



ただ・・アタシが頷くだけでよかった。



そして、あの人に抱かれた



その表現も、なんだか違う気さえする



赤裸々に言ってしまえば・・。



1つになったまま。



ただ・・抱きしめられていただけだった。



あの人は自己満足させる行為をせず・・



「ずっと・・このままこうしていたい。」



そう言いながら、ただ優しく抱きしめてくれただけだった。



長い間ずっと。



もう時間が遅いから帰らなきゃ。

そうアタシが口にするまで、ずっと。




それは初めての経験だった。



抱かれた・・とは言わないのかもしれない。



抱かれた・・と言うのかもしれない。



アタシにも、よくわからない。



「オレはリオが好きだって、何度も言ってる。
でもリオは、何も言ってくれないんだね・・」




そう・・切なそうに言いながら、抱きしめるだけのあの人に。



言葉だけじゃなく、自分の快楽を求めなかった あの人に。



体じゃなく、心を抱かれているような気がして
泣きそうになった。



こんな関係でいる限り、傷つけ合ってしまうことを
避けられない中で、あの人はアタシの心を傷つけない
よう本能を抑えていた



その気持ちに、恋に対して氷ついていた心が
熱くなるのを感じた。



どんな言葉よりも。



あの人に想われていることを 感じた



騙された自分が・・あの人に惚れた自分がバカだったと・・
バネにして、這い上がろうと思えるはずだった。



なのに・・あの人の想いを感じてしまった。



傷を負わない変わりに、ただどーしようもない感情だけが
溢れてしまった。



傷つけてくれたほうが、まだよかった



あの人の想いなんて、知らないほうがよかった。



あの人が、もっとイヤな男だったならよかった。



あの人が、いろんな女と遊んでる男だったらよかった。



アタシは、あの人の想いを否定し、傷つくことに
怯えながらも・・



本当は傷つくことで、あの人から離れたかった
だけなのかもしれない。



でも・・本当に傷つけられていたなら
もっと違う感情が沸いていたんだろうか。



結局アタシは・・



傷つけられることも。



あの人の気持ちを知ることも。



こんな関係でいる限り、どっちも辛いことでしかないと
いう現実に、ただ打ちのめされるだけだった



つづく

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2007-10-20 | spiral | |

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